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最近、「ユニファイドコマース」という言葉を目にすることが増えてきたと思われている方も多いのではないでしょうか? この概念が何を示すのか、オムニチャネルとは何が違うのか。 このコラムでは、オムニチャネルを踏まえたECパッケージのアーキテクチャー(システム的な構造)はどうあるべきかを追求してきたERSとしての視点で考えてみます。
開発者が罹りやすいと言われる「どんなものでも釘に見える」という恐ろしい病についてのお話です。
オムニチャネルの起源 オムニチャネルとはそもそも何でしょうか? Omnichannelという概念は米国で2000年代初めに、世界最大のスーパーマーケットチェーンであるウォルマート社の施策により作り出されたということ( 参照 )ですが、日本で広く知られるようになったのは2010年をいくらか過ぎてからだと記憶しています。 日本国内で多く耳にするようになってから既に10年ほど経っていますが、オムニチャネルというこの言葉が何を意味するのか、明確な共通認識というものはいまだに曖昧なことが多いと思います。 そこで本稿では、オムニチャネルとは何であって何でないのか、マルチチャネルとの関係は結局どういうものなのか、私なりに考えてみたいと思います。